今はすくすく成長している娘ですが、生まれてすぐに新生児黄疸のため入院しました。

いや、正確にはもちろん起きるのですが、おっぱいを飲みながら寝るし、ぐったりしている。
なんとなく黄色い・・・?と思っていたら生後4日目に新生児黄疸が判明。
黄疸は新生児にはよくある病気らしいのですが、「よくあること= 大丈夫」ではありません。

でも大丈夫、現代の医療は進化しています!!!!
今、まさに自分の子供の黄疸で悩んでいる人のために、「新生児黄疸発覚から回復まで」の体験談をシェアします。
Contents
新生児黄疸の発症と経過
生後2日目
新生児なのになぜか終日寝ている娘。
私の両親と弟が病院に来てそれぞれ娘を抱っこしたのですが、それでも起きません。
なんとなく黄色いな・・・と思っていましたが、とにかく搾乳と授乳に必死だったのと、自分自身は健康優良児で生きてきたので娘が病気とは考えもしていませんでした。
生後3日目
新生児なのにうんちは朝に1回のみ。尿も4回くらいのみ。

新生児黄疸の光線療法ってどんなもの?
生後4日目ー光線療法開始
生後4日目に突入した深夜。
母乳推進派の病院にも拘わらず、便秘と脱水からミルクを足すことを勧められ、10 mlのミルクを飲ませました。

そして、夜が明けて朝。検査をして、新生児黄疸の傾向ありと診断されました。
※厳密言うとビリルビン値は黄疸の基準値より少し低かったのですが、放っておくと基準値を超える見通しでした。
そして光線療法がスタート。

私たち親子が入院していた産院では、背中一面だけ光線を当てる、少しマイルドなタイプから開始。
もし回復しない場合は両面タイプに変えよう、ということになりました。
↑光るムスメ。夜はもう何が起こってるんだか良く分からないハイテクな感じの光景。
両面の光線になると抱っこや授乳自体が出来ないようですが、片面の機械は抱っこ&授乳は出来ます。
片面タイプは、一反木綿みたいな、柔らかくて薄い板自体が発光します。
この板を赤ちゃんの服と背中の間に挟んで体に結び、紐で固定します。
その他、ビリルビン値を下げるためにはひたすらおしっこ&うんちでビリルビンを出すしかないのでミルクも一気に増やす(60 ml/回)ことに。
「搾乳(ほとんど出ない)」→「搾乳した母乳を冷やす」→「直母にトライ(飲めない)」→「搾乳した母乳を温める」→「搾乳した母乳を飲ませる」
というルーティーンを繰り返していたのですが、これに
「ミルクを作る」→「ミルクを飲ませる」→「哺乳瓶を洗う」
が加わり授乳の地獄無限ループに突入。
しかも、黄疸の赤ちゃんはだるいらしくグッタリしているので、飲むのにものすごーーーく時間がかかるor途中で寝てしまいます。
60 ml飲ませるように医者の指導が出ているのに、どんなに頑張っても20mlとか40 mlが限界。
普通は吸啜反応で口の近くの物に吸い付くはずなのに、絶えず寝てしまうので、くすぐる、つつく、軽く叩く(注:助産師さんの推奨ですよ!!)などなど、あらゆる刺激を与えて起こすものの起きず。。。
24時間営業の1時間おきの授乳地獄もつらいのですが、赤ちゃんはとにかくぐったりしていて、このまま衰弱してしまうのではないかと恐怖でした。

新生児黄疸により入院延長
生後5日目ー光線療法終了
朝の時点でビリルビン値は少し下がったので、光線療法は一旦終了。
本来は退院日だったものの、反転しないか様子を見るため赤ちゃんだけ1日長く入院することになりました。

とはいえ授乳があったので、午前中に退院したものの、夕方まで一緒にいることになりました。
生後6日目ー退院したけどぐったりしている
ドキドキしながら朝に電話すると、退院出来るレベルまでビリルビン値が下がったということで嬉々としてお迎えにいきました。ついに退院!!!!!!
家に連れて帰ったものの、新生児なのに9時間半ぶっ続けで寝ました。
途中でお風呂にいれたり授乳するものの、起きない。

退院後の通院
生後10日目ー通院
ビリルビン値を確認するため、再度病院へ。
「1か月検診までゆっくり検討すればいい」と聞いていたので抱っこ紐を持っておらず、赤ちゃんを両手に抱えて移動。

ビリルビン値は下がっていてもう通院しなくていいとお墨付きをもらいました。

↓新生児から使えるもの。1か月検診の時はこれで出かけました。
YouTube見てもエルゴ+インファントインサートが装着出来なかった私ですが、こちらは超・簡単に着けられるので新米ママ&新生児に超おすすめ。

後日談・・・実は遺伝だった??
夫が義母に確認したところ、夫を含めた兄弟3人とも新生児黄疸で光線療法を受けたということでした。
「母乳が出ない自分のせいでビリルビン値が高くなり、黄疸になったのではないか」と自分を責めていたのに、なんだ夫の遺伝かい!と、なんだか安心したようなしないような・・・。
因みに、私自身もその後、産後5週にして胆石で緊急入院することになりました。(ビリルビンは胆汁に含まれていて、胆石の原因になります。)
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固執したわけではありませんが、完母希望だったせいで「ミルクを足そう」と言い出せずに娘を黄疸にしてしまったのではないかと悩みました。
ミルクは決して悪いものではなく、必要な場合は子供の命と健康を救うものだと思いました。
まとめ
現代医療とミルクがない時代に生まれていたら衰弱死していたかもしれない・・・。そう考えるとミルクは本当にありがたいです。
一方、もうちょっと母乳も頑張ってみたい、という方はこちらの記事がおすすめですよ♪
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2019年11月追記:因みに今年、第二子を出産しました。この子は黄疸気味だったものの、入院にまでは至りませんでした。上の子の時のツラい思い出があったので、産後1週間の最大のミッションは「赤ちゃんを黄疸にせずに無事に退院させること」。母乳にはこだわらない(ゆくゆく量を増やせればよい)で、ミルクを足して健康面を重視したいことを事前に伝えていました。何事も経験ですね。