突然ですが乳児の子育て中に自分が入院したら、と考えたことはありますか?
かく言うわたくし、産後5週目で何の前触れもなく突然手術&入院したことがあります。
お役に立つか分かりませんが、「ほぼ新生児」を抱えて母親が1週間入院したときにどうなるのか、子供に忘れられなかったか、体験談をご覧下さい。
Contents
入院に至るまで
産後5週のステータス
産後1か月は地方からちょくちょく母が来てくれていました。
無事に1か月検診の日を迎え、母という補助輪も外れていざワンオペの世界へ・・・
母は家に帰り、夫は職場へ向かい、新生児と二人きりになったあの日の心細さ・・・1年経った今は肝っ玉母さんに片足つっこんでますが、当時はもう不安で不安で仕方なかったんですよね・・・。
初めての育児&ワンオペで精魂尽き果てていた5週目の週末。夫のリクエストで某ハンバーガーチェーン店に行き、油っぽいオニオンリングを食べました。
その数時間後・・・突然、猛烈な胃の痛みに襲われたのです。
胃痙攣の逆襲
過労死寸前レベルになり体を壊していた時代があります。
当時、何度も胃痙攣を起こし、猛烈な胃の痛みに襲われていたので、今回も「あー古傷が戻ってきたのか」と思ったのですが、ブスコパンという薬を飲んでも良くならない。
そのうち痛みはどんどん増して陣痛といい勝負に。フローリングの上でのたうち回ります。※いい勝負でしたが最終的にはやっぱり陣痛の方が痛かったです。
救急車を呼ぶか迷ったときに使える7119に電話したら、 私の声でソッコー「救急車呼んで下さい」と。

それにしても母子しかいないときに自分が倒れたらどうなるんだろ・・・??
救急車、到着
救急車が到着したのが22時ぐらい。もはや玄関に這って倒れていました(夫は救急隊の人に道案内中)。
生後5週の娘がいることを伝えると「娘さんは救急車には乗れない」と。
救急車自体、どういう菌がいるか分からないので、抵抗力のない新生児は(本人が病気などでない限り)乗せられないということで、夫と娘を残したまま、一人で救急車に載せられました。
病院へ
病院のたらい回しなど、すご~く長い話を省略しますが、検査したところ胆石症だということがわかりました 。深夜で受け入れ先がなかったので、自宅から1時間くらいの遠い病院に救急搬送されました。
突然すぎる入院&手術
ということで、急遽、その場で入院が決定。
外国人の夫が、私の家族のLINEグループに「娘さんが救急車で運ばれました」と報告。地方にいた父と母が車で夜中2時にも拘わらず車で駆けつけてくれたのです。
そして、娘をかかえたままでは夫は会社にも私の病院にも行けないということで、その翌日には娘は私の父母の家に引き取られました。
仮に、私の両親が来られなかった場合、夫は生後5週の娘を抱えて会社を休み、私は入院期間中一度も下着も何も持ってきてもらえない、ってなことになります・・・。
ただ、新生児の場合は預かってもらえないかもしれませんが、区営・市営保育園の中にはこういう緊急のケースのためにあえて枠をあけているところがあるようです(保活中、1か所だけそういうところがあった)。

1週間の入院期間
病院に生後5週の子を連れてくることは出来ず、1週間、会うことが出来ませんでした。寂しかった・・・。
そして、当時の私は初の出産&産後間もないということで完母へのこだわりが結構ありました。あまり出ていなかったにもかかわらず「ここで分泌を止めてはならない」とかなり焦りました。
入院中は、大勢の医者さんや看護師さん達が何の断りもなしにカーテンをしょっちゅう開ける&検査でけっこう忙しいので搾乳する暇なし。
胸がどんどんガチガチに張っていき、乳腺炎になるのでは、と恐怖を感じました。乳腺炎になったら40度くらいの熱が出ると聞いていたので、踏んだり蹴ったりだな、と。
総合病院なので、どなたか産婦人科の看護師さん/助産師さんに胸のマッサージをお願い出来ないか、というところまで追い詰められたのですが、「産科は数年前に閉めた」と!!!こんなところで産科減少のあおりを受けた~~~~!!!

搾乳器、そこらへんには売ってませんからね!!
看護師さんも「搾乳器があれば搾乳してあげてもいい」というスタンスでした。結局、40度の熱を出しながら&様々なチューブにつながれ、手術後で横になったまま夫に搾乳器で搾乳してもらいました。
産後5週目~6週目の入院
突然、腹腔鏡手術を受けることになってしまったのですが、術後は痛くて痛くて痛くて・・・。
腹腔鏡はガスを入れるらしいのですが、いまいちガスが抜けきらなかったようで肩に痛みを感じさせる神経を直撃??まじで、肩を弓でやられたらこんな感じかな・・・と毎日うめいていました。

さて、退院!
1週間の後、退院
退院する頃には娘は生後6週に。自宅に帰り一泊して、翌日はいよいよ私の父母(娘にとっては祖父母)のところへ!!
で、忘れられたか覚えていられたのか・・・
結論:謎
でした。というか、人見知りする月齢でもないので、覚えていてくれていたのか見知らぬ人になってしまっていたのか、まったく反応なし。
母親には第一声、「うわ、抱っこ下手くそ!」って言われて傷つきましたけどね!!
術後の過ごし方
そのまま1週間、家族3人で実家にお世話になりました。術後で体がモーレツに疲れやすかったので新生児+αみたいな子のお世話をワンオペで出来る体調ではありませんでした。
因みに私の入院中、父と母(60歳)は30年ぶりくらいの乳児の育児でなかなか大変だったようです。そりゃそうだ・・・おかあさん、ほんとごめん。
授乳について
入院前は混合→入院中は1週間完ミ→退院後は混合、となりました。
1週間授乳しませんでしたが、なんとか分泌量は保てた?ようで、混合のまま現在(1歳2か月)に至ります。ご参考まで。
まとめ
以上、生まれたての赤子がいるにもかかわらず、突然の救急搬送→入院となった1週間の記録でした。1週間で済んでよかったけど、これ、長くなったらかなりキツい・・・。
いきなりファミリーサポートの登録は出来ない(我が家の自治体の場合は事前説明会や面接がある)ので、両親の助けが得られない場合は民間の託児サービスや家事サービスを利用する他ないと思います。
万が一、そんなことになってしまった場合はベビーシッターサービスのキッズラインや、料理もやってくれる家事サービス【家事代行サービスのキャットハンド】などを利用して乗り切ってくださいね!!