働き方論 つれづれパーソナル

過去のお話。なぜ総合商社を辞めたのか。

こんにちは。眠らぬ母さんです。

 

ここ2回、現在の会社(外資メーカー)を辞めるお話を書いてきました。

 

これまでこのブログではあまり自分語りをしてこなかったのですが、この際、新卒で入社した総合商社を辞めた理由も公表してみようと思います。

 

そして「過労で休職」という人の役に立つといいな、とも思うので、

 

  • 辞めた理由
  • 休職するとどうなるか

 

の2本立てでお送りします。

 

なぜ総合商社を辞めたのか

自律神経失調症になって休職

直接の原因はこれかもしれません。

 

過労死の一歩手前になった

年間1/3くらい海外出張(欧米)に行くような仕事をしていました。当時は夢中で仕事に打ち込んでいて、楽しくて仕方ありませんでした。

 

そして、いつしか時差を感じない体に。

 

お客さんの男性10人は夜ご飯を食べながらうつらうつらしているのに私だけ元気で、「本当に同じ飛行機に乗ってきたのか??」と現地メーカーの人に聞かれるほど。

 

既に自律神経をやられていたのかもしれませんね。

 

眠らぬ母さん
そして完全に体を壊す日がやってくるのです・・・

 

当時、欧米2か国で3か月間の海外研修中。

 

研修とは名ばかりで、現地の会社で普通に働いてました。「日本でやっていた仕事+現地の仕事」の2つ。

 

結果、24時間体制の労働になりました。

 

夜中の3時に起きて、日本にいるお客さんに電話したり。

 

1200度の熱の高炉の前で防火服を着て夜中の2児から汗だくで2時間立ちっぱなし

冷たいコンクリの床の上にゴロンと転がって仮眠

日中はフルタイムで仕事+残業

 

みたいなのが1週間続いたことも。

 

 

さらに、表彰?された私に対する男性先輩からの「可愛がり」も周りが心配するほどで、メンタルもジワジワと削られていました。

 

心療内科で自律神経失調症と診断されるまで

過労状態だった私。

 

ぶっちゃけると、海外研修中のある夜中、宿泊先のマンションから飛び降りて死のうと思いました。(・・・これ、書くか、かなり迷いました・・・)

 

彼氏(今の夫)のことが思い浮かび、思いとどまったのですが、過労でひどい眩暈に苛まれていて、天井がハイスピードでグルグルとまわっていたのを今も思い出します。

 

3か月の海外生活&仮生活から帰国し、休むことなく出社。その翌日には日帰り国内出張(往復6~8時間)を命じられました。

 

眠らぬ母さん
お客さんのところには何とか行ったものの、帰り道に動けなくなりました。

 

2時間くらい、ド田舎の駅のホームで突っ伏して過ごし、なんとか日帰りで帰ってきて、翌日、心療内科に。

 

軽度の鬱だったようですが、自律神経失調症という診断書が出され、「まずは1か月休職すること」というドクターストップ。

 

結果的には2か月間、休職しました。

 

家で寝ていると、もはや指一本動かせず「ああ、今地震が来たら確実に死ぬな」と思ったのを覚えています。

 

因みに、自律神経をやられた後遺症は長く残りました。

 

出張先や出かけた先で胃痙攣を起こし、救急車や担架で運ばれたりすることが2,3年は続きました。

眠らぬ母さん
胃痙攣って簡単に言うけど、もしかしてこのまま死ぬのかな、と思うくらいの強い痛みが続いて数時間、悶絶します。薬を常備していました。

 

自分の力で泳げなくなりそうだった

大企業 & 安定した収入。※さらに、男性は「総合商社」と言うと合コンやクラブで激モテするらしい。

 

居心地もよく、収入も申し分なく、安定していて、ダイナミックな仕事が出来て・・・。

 

でも、なんとなく、居心地のいい水槽の中にいるような気がしました。

 

そして、自分が泳ぐ力を失っているんじゃないか、と。

 

激流の中に放流されたら、泳ぐ力を失った自分は生き残っていけるのか?と。

 

女である自分に未来があるとは思えなかった

女性総合職は少なくて、派遣社員の方なども含めると全体の1%しかいません。

 

セクハラもパワハラも凄まじいものがありまして、「電話線を引きちぎった」とか「上司が窓を指さして”ここから飛び降りて死ね"と言った」とか例はあげてもあげ足らず。

 

女の私も、キャバクラのみならず、お客さんとストリップに行ったこと数回・・・。

 

新人の頃は「アジア担当になったら客先との出張では「夜のお世話」(←売春の斡旋を示唆)もするんだぞ。女だからってやらなくていいと思うなよ」と先輩に言われたり。その人は他社から転職してきた人だったけど。

 

眠らぬ母さん
そして、言わずもがなの慢性的な長時間労働も。

 

朝5時くらいに出社したら、アメリカとの電話会議を終えた職場の先輩たち(20代~50代まで)が、背後から朝日を浴びながらカップワンタン麵をすすっていた神神しい光景はいまだに忘れられません。笑

 

体育会出身で、並の男性より体力には自信があった私。

 

同期の女子もそんな感じでしたが、「生理が止まった」とか「不正出血が止まらない」とかザラでした。

 

そこまでやっても男尊女卑の考え方の人が多い業界ゆえ、昇進できるともあまり思えず。

 

眠らぬ母さん
雇用延長で座っているおじいさんに「え!君、総合職なの!男性と同じ給料もらってるの!」とか言われましたw

 

「ここで生き残っていけるのか??そもそもこういう生活がしたいのか??」と疑問に思いました。

 

単純に、外の世界が見てみたくなった

ある会社にいると、そこが全ての世界のように思えてくること、ありませんか??

 

※女性はそもそもメンバーとして迎えられていないことがあり帰属意識がもちにくいためか、平均的に男性にはこの傾向が強いように感じています。

 

少なくとも、私がいた業界&まだ若かった同期に関してはそういう傾向が強く、自分たちの労働時間を嘆きつつも「うちの会社最高」「給料いいしね」「社会的地位もあるしね」「外に出られないね」みたいな結論で終わることが多かったです。

 

子どもの頃から親の都合で引っ越しが多かった私には、その「ここが世界の全て」という思想には馴染めず、「外の世界を見てみたい」という気持ちが捨てられなくなって来ていました。

 

 

休職

ドクターストップがかかってから

「明日から1か月間の休職」と突然言われて面食らった私。

 

休職が恥ずかしくて恥ずかしくて、「男性の上司たちはもっと働いているのに。」「自分だけ倒れて本当に情けない。」「自分が人間のクズのように思える。」と感じていました。もう、恥ずかしいからとにかく辞める、と。

 

心療内科の医者に「今は正常な判断が出来なくなっているから、休んで、それから判断して下さい」と言われ、退職はせずに2か月休職してから復帰しました。

 

休職を経て

休んでみると、脳がいかに死んでいたかを実感しました。

 

頭が死んでいたせいか日本語が理解出来ないことすらあったのですが、休職期間を経てまともな思考が出来るように回復しました。

 

指一本すら動かす気力が湧かずに部屋で倒れていたところから、最後は1泊2日で旅行に行ってみようと思えるところまで復活したのです。

 

そして、職場復帰から半年。

 

もともと決まっていた異動のタイミングがやってきたので、ここで退職することにしました。

 

そうでもないと、なかなか「恵まれた村」から出ることは難しい、と判断しました。

 

 

過労死寸前のあなたに言いたいこと

とにかく一言で言うと「死ぬより逃げろ」です。私は逃げずに飲まれて倒れました。

 

周りに迷惑をかけようが、恨まれようが、あなたが気にするその人はあなたではなく「他人」です。

 

会社を辞めたら関わることすらない他人です。

 

そして、そもそも気にしている「他人」の意見は自分が想像したものです。

 

そして自分が想像した他人や他人の意見のために、自分の命をかける必要はありません。

 

過労状態のあなたのアウトプットは低下しているし、仕事量を調整したり、振り分けるのは上司の仕事です。

 

会社も仕事も、星の数ほどあります。今の会社がベストだと思っているなら、それば幻想・妄想です。

 

育児と仕事の両立

・・・これ、会社勤めの人だけでなく、ママたちにも言えることだと思います。

 

数年前に、育休から復帰した韓国のキャリアウーマンが、職場で早朝に心臓発作で死亡したというニュースを見ました。

 

彼女がどういう状態だったのか、どういう生活を送っていたのかは何も知らないわけで、過労だったのかは分かりません。

 

が、たっぷりと休んで楽しんで優雅な生活をしていた、とも思えず、色々と体調的にも追い詰められていたのではないか、などと想像してしまうのです・・・。

 

体を壊した後も数年間、体調不良に苦しめられ続けた身からすると「健康に勝るものは何もなし」です。

 

「誰も死なない」というラインは守って、手を抜くところは抜いて、寝るときは寝て、息を抜けるところは抜いて、生き残って欲しい、と思います。

 

ちょっと重い内容で恐縮ですが、過去の話、でした。

 

眠らぬ母さん
ちょっとダークなことばかり書いてしまいましたが、商社はパワフルで元気な人が多いし、人生を謳歌している感じの人も多いし、仕事はエキサイティングだし、職場として素晴らしいですよ!!!

 

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