働き方論

小一の壁と働き方ーやりたい仕事に打ち込むのか、壁に向けて準備するのかー

こんにちは。眠らぬ母さんです。

 

ツイッターの方でもつぶやいたのですが・・・。

 

私自身、子供が1歳で小学校入学なんてまだ先のことなのに「子供が小学生になったら仕事をどうするのか」というのは頭の片隅をチラチラとよぎる悩みでした。

 

仕事、どうするか問題

正直、苦しい

仮に独身だったら、もうすぐ32歳という今もバリバリに仕事していると思います。

 

総合商社にいた20代の頃に体を壊したことがあったとはいえ、元々は根っからの体育会系。目標を決めて、そこにガンガンに打ち込んで物事を達成するの、たまらなく好きです。

 

リクルー〇の会社のキャッチコピー?みたいですけど、「会ったことない人に会ってみたい。見たことないところを見てみたい。ここではないどこかへ行ってみたい。」というタイプの人間なので、仕事を通じてしか出会えなかった人や光景や体験はものすごくエキサイティングでした。

 

会社側の事情をきっかけに外資系企業を退職して自営業/フリーランスの道を模索中ですが、独身だったらこういう結論には至っていなかったかも、と思います。

 

私の中で、「自宅で仕事したい」「好きな時間に働きたい」という理想の生活から逆算して選んだ選択でしたが、根底にあるのは”子育てとの両立のため"なんですよね・・・。

 

自宅で仕事したいのも、好きな時間に働きたいのも、子供が病気のときにも傍にいてあげたいから。あと、「すみません」と謝りまくって会社を休んだり、必死で病児保育を探しつつ「なんでこんな時に限って熱を出すんだろ」と思ってしまうことは避けたい、というのもありました。

 

眠らぬ母さん
・・・ここまで書いてて、人に迷惑をかけないことが最優先なのか、と自分でもびっくり。

 

憧れ?自分を縛る呪い?

私の母は小学生までは専業主婦で、私が中学生になってから会社で働くようになりました。弟が二人いるのですが、彼らにとっては小学生の頃に母が復職したことになります。(因みに3人とも中学受験してます。)

 

確執もあったけど、専業主婦の母も、外で働く母も、誇らしく思っていました。

 

小学生の頃は、夏休みに母と弟たちと4人で植物園やプールなど色々な場所に出かけていくのが楽しかったし、家でかき氷を作ったりパンを焼いたり。

 

また、小学生の頃に小児性愛者から危険な目に遭わされたことがあって、泣きながら家に帰ったら母がいて異常を察知してくれた、ということもありました。

 

というか、誰もいなかったら人に言えなくてずっと一人で抱えてたんだろうな。(話したからといって帳消しになるようなことではありませんでしたが)

 

専業主婦だった母との、自分自身の中にある楽しい思い出と、「母が家にいてくれてよかった」の想い。

 

そういうことからか、漠然と「子供が小学生になったら家にいて"お帰り"と言ってあげたい」という理想が胸のどこかにあります。

 

眠らぬ母さん
マッチョな自分が「そんなの甘い」と否定しているところもあるけど。

 

※因みに、ほぼ皆共働きのフィンランドでもお母さん達はこの点で悩むらしく、「本当は家で子供といてあげたい・勉強をみてあげたい」と嘆く人もいる、という記事を読んでちょっとびっくりしました。

 

これは「憧れ」なのか、「自分で自分を縛っている理想という名の呪い」なのか、よく分からない・・・。

 

これって、独身の時に悩んでいたことと同じでは?

モヤモヤと考えていて気が付いたのは、同じ感じで未来のことに悩んでいたこと、あったなあ、ってこと。

 

考えてみれば、入社して3~4年目くらいまで、こういう「子供が生まれたら仕事どうしよう」っていう不安、ずっと抱えてました。

 

同期の女子が集まればみんな口を揃えて「今の仕事では、結婚生活と両立出来ない」「子育てと両立出来ない」「でも結婚したいし子供は欲しいし辞めたくないし」と同じ話。

 

総合職の女性の先輩たちとディズニーランドにいったときにも同じ話(夢の国なんだから楽しめばいいのに!!)。

 

当時のメモに「"どうせ歩けなくなる"と分かっているなら、今からその対策を取るべきだ。」と書いていました。

 

でもある日、「これって考えても仕方ないし、妄想だよね?」と気が付きました。そもそも彼氏すらいなかったのに。

 

Don't Leave Before You Leave

そんなことに気が付いてから、FacebookのCFOのシェリルサンドバーグの本を読んで、同じことが書いてあってびっくりしたのでした。

 

英語版しか持っていないので英語の抜粋なのですが・・・

Chapter 7: Don't Leave Before You Leave (実際に辞めるまえに辞めないで)

A FEW YEARS AGO, a young woman at Facebook came to my desk and asked if she could speak to me privately. We headed into a conference room, where she began firing off questions about how I balance work and family. As the questions came faster and faster, I started to wonder about her urgency. I interrupted to ask if she had a child. She said no, but she liked to plan ahead. I inquired if she and her partner were considering having a child. She replied that she did not have a husband, then added with a little laugh, “Actually, I don’t even have a boyfriend.” It seemed to me that she was jumping the gun—big time—but I understood why. From an early age, girls get the message that they will have to choose between succeeding at work and being a good mother.

Sandberg, Sheryl. Lean In: Women, Work, and the Will to Lead (p.92). Knopf Doubleday Publishing Group. Kindle 版.

 

ある日、若い女性社員がシェリルサンドバーグに仕事と家庭をどう両立しているのかと熱心に聞きにきたので、子供がいるのか尋ねたら、妊娠はおろか彼氏もいなかった、という話。

 

でも、それは女性が職場での成功と良き母でいることのどちらかを選ばなければならない、というメッセージをかなり早い時期から受け続けているから理解出来る、とシェリルサンドバーグは書いています。

 

アメリカのような、日本よりは男女平等そうで、もっと女性が高い役職についている(日本比)国でもこうなんだ・・・と我が身を振り返って笑ってしまうような、哀しいような、そんな気分でした。

 

ふと思ったけど、私、また20代前半の頃と同じことやってるのかな。実在しない未来のために今の生活にブレーキかけそうになってるのかな。

 

あと、こういう有名な禅問答もありますよね。

ある時、禅宗の初祖にあたる達磨大師の元で、その2代目にあたる慧可大師が修行していた時に、このような問答がありました。慧可大師が達磨大師に「私は心配で心配で、落ち着いていられません。どうにかこの心配事を取り除いていただけないでしょうか」と言いました。

 

達磨大師は、「よしよし、わかった。では、あなたがその心配とやらを私の前に差し出してくれたら、私はそれを取り除いてやろう」と言います。慧可大師は困りました。心配を差し出そうと思うけど、目の前に出せるはずがありません。そこで慧可大師は初めて「心配というものは実体がなく、自分の心が作り出しているものだ」ということに気づき、悟るのです。

https://www.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/407222/112700030/

 

蛇足ですが、弟の彼女(医学部生)もまだ21歳くらい&学生なのに「将来は仕事と家庭・育児をどうしよう・・・」と悩んでいるということで相談に乗ったことがありました。学生までもが、まだ起こらぬ妊娠出産関連の未来に悩んでいる・・・。

 

目の前にない壁なら、ただの妄想かも

もうすぐ子供が小学校入学で小1の壁が目の前にある、という人にとっては「小1の壁」は具体的な対策が必要な問題。

 

ですが、私のようなまだ先の話の人は、考えてみても仕方のないことなのかもしれません。

 

少なくとも、まだ起こっていない未来のために、今の自分のやりたいことや出来ることを縛らなくてもいいのかな・・・。

 

「じゃあどうすればいいんだ」って感じですけど、今の生活を未来のために総取り換えするのではなく、今出来ること・今やりたいことの道の上でアクセルを踏みつつ、次に起こりそうなことに備えて準備はしておくっていうスタンスに変更してみようかなと思っています。

 

眠らぬ母さん
目下、今やりたい仕事には手を挙げつつ、家で個人で出来る仕事の種まきをしてこの冬を越そう。

 

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