片親引き離し症候群

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片親引き離し症候群ー子に夫の悪口を言わないー

突然ですが「片親引き離し症候群」って知っていますか?

 

今日はちょっと重いのですが、片親引き離し症候群とマルトリートメントについて書いてみたいと思います。

 

片親引き離し症候群とは

wikipediaによると・・・

片親引き離し症候群(かたおやひきはなししょうこうぐん、英:Parental Alienation Syndrome、略称PAS)とは、1980年代初めにリチャード・A・ガードナーによって提唱された用語で、両親の離婚別居などの原因により、子供を監護している方の(監護親)が、もう一方の親(非監護親)に対する誹謗中傷悪口などマイナスなイメージを子供に吹き込むことでマインドコントロール洗脳を行い、子供を他方の親から引き離すようし向け、結果として正当な理由もなく片親に会えなくさせている状況を指す。「洗脳虐待」と訳されることもある。

実際には、医学界では疾患としては認められていないのだそうで、子どもに片親の悪口を吹き込むことに対する名称だと思えばよいかと思います。

 

眠らぬ母さん
このブログを読んでくださる方は女性が多いと思うので、「母親が子どもに夫の悪口を言う」を前提とします。

 

私の体験

私の親は離婚もしていないし今は良好な関係ですが、長い結婚生活の間には色々ありました。

 

特に、父が単身赴任から戻ってきた高校時代。母が父の悪口を私に言うようになりました。

 

最初、私は「お母さんは友達もいないし他にグチを言える人がいないんだ。私が聞いてあげなければ。」と思っていました。

 

が、その割合はどんどん増えていき、口を開けば9割以上が父の悪口に。

 

勉強していても自分の部屋に逃げても追いかけてきて悪口を聞かされて、かなり辛かったです・・・。「ぬいぐるみ相手に言ってほしい。というか、私がぬいぐるみか。」と思ったこともありました。

 

毎日聞かされる悪口に追い詰められていった私は学校でこっそりスクールカウンセラーのところに通っていました。友達と話す気力もなくなり、"心の扉が閉じるとはこういうことかな"などと思いながら暮らしていました。

 

親の助けもない東京で、ワンオペで3人の子どもを育て、仕事に行き、帰ってきても座る間もなく朝から晩まで家事をやり・・・母も怒りが溜まっていたのだと思います。

 

「家を出たい・居場所がない」と感じていた私は大学自体は部活の合宿所に入り浸って家を避け、社会人になったと同時に自宅の方が近いにも関わらず会社の寮に入りました。

 

子どもの気持ち

思春期で父親に複雑な感情を抱く時期とはいえ、子どもの1/2は父親で出来ています。

 

悪口を聞きながらいつも思っていたのは「私の半分を悪く否定されている気がする」というものでした。

 

しかも悲しいことに、1/2が父親で出来ていることは自分ではどうにも出来ないんですよね・・・。

 

眠らぬ母さん
妻にとって夫は血のつながりはない他人でも、親子には逃げられない血のつながりがあります。

 

最終的には両方の親から離れていく

片親引き離し症候群の説明にも書かれていましたが、結局、悪口を言われていた親とどう接したらよいかが分からなくなり、その後、悪口を言っていた親との関係も崩れるというのは事実だと思います。

 

父とは長年、どう接したらよいか分からず、20代になっても「私が父と仲良くしたら母はどう思うだろ」と母の顔色を窺っていました。父と普通に話せるようになるまで、家を出て、そこから10年かかりました。

 

今もたまに母に会うと父やその親戚の悪口を聞かされることがあり、辛くなります。そして、そういう母とどう接したら良いかが分からなくなるのです。

 

眠らぬ母さん
30代にもなって情けない話です。

 

一度、母と温泉に行ったときに「昔は父の悪口を聞かされてすごく辛かった。でも、今は仲良くなって良かった。」というのを勇気を出して言ったら激昂されました。

 

一応、父の悪口を聞かせないで欲しいという希望は伝わったのでこれでも母は控えているとは思うのですが・・・。

 

夫の悪口を言わなくても、子どもはママの味方

夫のグチを言う背景には単にガス抜きしたいというのもありますが、「ひどい夫ではなくて自分の味方になって欲しい」という心理があると思います。

 

でも、そんなことしなくても子どもはお母さんの味方ですよね。

 

"お母さん至上説"みたいなのは嫌いですが、親が子を味方にさせようとあれこれ悪口を吹き込まなくとも、子どもは本来、母そして父の味方だと思うのです。

 

親の喧嘩を見せることも虐待。脳を委縮させる。

ちなみに・・・

 

クローズアップ現代でも取り上げられたのですが、子どもが夫婦喧嘩に触れることで脳が委縮するリスクが高まるそうです。直接の虐待ではないけれど、マルトリートメント(「不適切な養育」)だとされています。

 

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クローズアップ現代の取材によると喧嘩を見せる親の心理としては「ちょっと証人にさせるというか、『お父さんとお母さん、どっちが正しいか、よく聞いておきなさい』ぐらいの気持ちがあったと思います。」とのこと。完全に間違ってますよね・・・。

 

身体的な暴力を見てきた人は脳の萎縮率が3.2%だったのに対して、言葉の暴力は19.8%と6倍も高いことがわかったのです。

 

喧嘩のようなアクティブなものではなく、「「無視」のような冷戦状態も同じこと」だそうです。

 

多少の夫婦喧嘩は仕方ないですが、あまりにも子どもに見せるのは脳を委縮させることにつながります。

 

伝えたいこと

このブログを親に見られるリスクもある中で公開するかすごく悩みましたが、どうしても世のママ・パパ達に広めたいのは「子どもに配偶者の悪口・グチを言うのはやめよう」ということ。自分自身と子どもの親子関係も破壊する行為です。

 

グチりたいことは友達とのLINEでも飲み会でもなんでもいいので別の方法で発散したら良いと思います。Twitterでグチアカウントを作るのも、子に愚痴るより100倍いいと思います。

 

「パパの靴下くさい~」くらいのことならともかく、人間性を否定するような悪口を聞かせるのは絶対にNGです。聞かされる方は最初は黙って聞いているかもしれませんが、子どもは友達ではありません。

 

モラハラ・DV・浮気などの場合は配偶者に対する怒りも普通の人以上に大きいと思います。が、子どもがある程度大きくなってから何があったのかを話しても良いと思いますし、少なくとも、子どもは日常的に配偶者の悪口を言って聞かせる相手としては相応しくないはずです。

 

許せない気持ちやグチは血縁関係のない他人に話しましょう。

 

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