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無痛分娩説明会に参加ー計画分娩って?経産婦から見た盲点とは?ー

先日、分娩予約している産院の「無痛分娩説明会」に出席してきました。

 

立ち合い出産含めて子供歓迎の病院ですが、無痛分娩説明会だけは子供不可、という異例の対応&2時間の説明会!

 

よく寝る夫
とても濃い2時間で、流れやリスクの説明はもちろん、さまざまな麻酔法や無痛分娩の簡単な歴史まで説明がありました。

 

眠らぬ母さん
正直、「絶対に絶対に無痛分娩!!」と決めているわけではなく、ちょっと迷っています。

 

今日は「無痛分娩を迷っていた理由」に加え、「無痛分娩の基本方針の一例」と、「経産婦が思った無痛分娩の盲点」をご紹介します。

 

無痛分娩にするか迷っていた理由

実際、上の子の出産時には「自分、なぜ無痛分娩にしなかったんだよバカヤロー!!!!!!」と心の中で自分の判断を呪っていました。

 

眠らぬ母さん
「何かの間違いで無痛分娩に切り替わらないかな・・・」と陣痛の合間に祈ったり(笑)

 

それでも痛み自体では死ななかったし、初産(時間がかかる)でなんとかなったんだから、2回目も耐えちゃう??と自問自答。

 

眠らぬ母さん
頑張って耐えて、浮いた10万円で豪遊 or 美味しいものでも食べようか・・・ってそんな時間ないか(涙)

 

その他の迷いを感じていた理由は下記の通り。

 

けっこう痛いらしい

そもそも「無痛分娩」という言葉自体が、「陣痛を緩和しようとするプロセスを表す医療用語」であり、「痛みの無い分娩」という意味ではないそうです。

 

色々な体験記を読むと、「背中に針を指すのが痛かった」とか「バルーンが痛かった」とか「麻酔で吐き気が」とか「麻酔が効きにくい体質だった」などなど・・・。無痛分娩にしても結構痛いんだな、という感想を持ってしまいました。

 

ただ、「経産婦の方が無痛分娩の満足度は高い」という都市伝説を聞いたことがありまして。おそらく「陣痛のすさまじい痛み」という比較対象があるので、無痛分娩準備中に感じた痛みよりも、どれだけ痛みが緩和されているかにフォーカス出来るからなのかな、なんて思いました。

 

私自身は上の子は自然分娩(畳の上でのフリースタイル)で産みましたが、いくら美化しても陣痛自体には「あの世とこの世を行ったり来たりする痛み」「この世のものではない痛み」という表現が頭をよぎったので、確かにあれに比べればどんな痛みもマシかな・・・とも思います。

 

周りの友人が無痛でエグっている印象

バリキャリ友人グループは無痛分娩率が高めなのですが、「出血がひどくて死にかけた」とか「3日かかった」とか「2日かかる→吸引→それでも出ず帝王切開」とか、エグっている人が多め・・・。

 

無痛分娩との関係性は不明で、

 

①単にそのコミュニティの難産の割合が高めで、自然分娩でも同じ経過をたどったのかもしれない

②単に極端なケースが脳内に焼き付いてしまっただけ

 

の2つ可能性も十分あると思います。

 

ただ、産院選びや初産・経産婦なのか、体質などによっても麻酔の効き方やお産の進み方は千差万別で、思ったようなスムーズな無痛分娩にならない人もいるんだなとは心の準備が出来ました。

 

無痛分娩の基本方針

CSEA (Combined Spinal epidural analgesia)

麻酔の方法自体としては、高度な技術を必要とするそうですがCSEAという、硬膜外麻酔 & 脊髄くも膜下麻酔を組み合わせた方法だそうです。

 

・・・あれこれ書こうかと思いましたが、正しい情報を発信出来るか不安なのでやめておきます。ご自分で本なり論文なりを読んでみて下さい。

 

計画分娩で対応

37w以降、内診で子宮口の状態を見て、分娩予定日を決めるそうです。

 

逆子ちゃんの予定帝王切開のケースを人から聞いていたので、「計画分娩って予定日より2週間くらい早いのかな~」と勝手に想像していましたが、子宮口の状態によるのでケースバイケース(予定日過ぎることも)だそうです。

 

普通のお産よりもモニターする項目が多いこともあって、基本的にはスタッフさんが多い月~金の日中に行われるとのこと。

 

眠らぬ母さん
本当は自然に陣痛が起こるのを待ちたいので、計画分娩を選ぶことには少しためらいもあります。

 

計画分娩のおおまかなタイムスケジュール

お産の進み具合は人によって違うので、あくまで「スムーズな場合」のようですが、私が今日理解した限りでは下記の通り。

 

分娩前日

分娩予定日の前日の15時に入院。17時くらいにバルーン(※)を挿入して子宮口を広げる。18時に夕食。0時から禁食。

※バルーンは子宮口の開きが2センチ未満の場合のみ。

 

「バルーンが痛くて眠れない」という人もいるそうですが、麻酔とか痛み止めは使えない模様。痛みとは別ですが「緊張して眠れない」なんて人もいるらしいです。

 

眠らぬ母さん
経産婦的には「今、寝ておかなかったら、いつ寝るんだ」という感じなので大丈夫かな・・・w

 

分娩当日

一晩経った当日朝に陣痛促進剤(※)を投与。9時と12時頃に診察。そのままお産に進めそう&破水しなければ13時くらいに人口破膜。

※30分ごとに徐々にレベルアップさせるので、最初はそんなに痛くないらしい。昼ぐらいに痛みを感じるようになる人が多い。

※診察の時間はあくまで目安だと思います。

 

15時くらいにも診察するが、その時点でお産が進む気配があまりなければ仕切り直し、とのことでした。長い人は3日くらいかかることもあるそうです!

 

その後、子宮口が4-5センチになったら脊椎麻酔+硬膜外カテーテル挿入。

 

・・・ということで、そのままお産に突入。「経産婦だとここから6時間以内に生まれるケースがほとんど」とのことでした。

 

 

因みに麻酔を入れると転倒の危険があるので歩行禁止。おしっこは3時間おきに導尿だそうです。

 

眠らぬ母さん
流れについてはあまり詳しく読んだり聞いたりしたことがなかったので、「2日がかりなんだな」とちょっとびっくりでした。

 

説明会を聞いて思った、経産婦的な悩み

前夜に入院したものの、その夜にお産が始まってしまったら?

前述の通り、子宮口が2センチ以下の場合は分娩前日にバルーンを入れることになります。

 

そもそも陣痛促進のためにバルーンを入れるケースというのを読んだことがあるので「バルーンを入れて、朝を待たずにそのまま夜に陣痛が来てしまったらどうなるんだろ?」と思いました。

 

夜中の場合、「当直の先生が麻酔可能な方であれば無痛分娩の対応が出来ることもあるが、当直の先生やお産のスピードによってはそのまま自然分娩」とのこと。

 

眠らぬ母さん
初産ならともかく経産婦なので、これに該当してしまう可能性もあるのかな・・・。そしたら単なる夜中のお産になっちゃうな。上の子、どうしよ。

 

むしろ自然分娩より時間がかかる=痛い時間が長引く?

スケジュール的には上記の通りなのですが、思ったのは「経産婦はお産の進みが早いっていうけど、むしろ2日がかりになってしまうのか??」ということ。

 

初産では陣痛発来から出産まで(分娩第一期と第二期)おもに14時間ほどかかります。
20時間以上かけてお産をする人が多い一方で、14時間以下と短時間の人もいます。
経産婦の平均は約8時間となっています。

https://www.jp.pampers.com/pregnancy/giving-birth/article/childbirth-steps

 

「陣痛の間隔が10分になった時点からお産時間のカウント開始」なので厳密には違うのですが、感覚的にはどうしても前日に入院してから出産までをカウントしてしまうので、「もしかしたらお産にかける時間(準備含める)は自然分娩よりも長引いちゃうのかな??」と頭をよぎりました。

 

特に、今回は上の子がいてケアが必要なので、「(前回のように)朝方に陣痛が来て8時間で出産したらその日のうちに産めるけど、計画だと少なくとも一晩は長引くのか・・・」とか。

 

個人差があるようですが、自分がバルーンで痛みを感じるタイプだった場合、むしろ一晩痛みが続いてしまう可能性もあるので、「時間だけみると普通分娩よりも痛みを感じる時間が長かったりして・・・」とも。

 

まとめ

まとめ

  • うちの病院の場合は無痛分娩を選択すると、基本的には計画分娩。
  • 前日からの入院が必要。
  • ケースバイケースだが時間がかかることも。
  • もしかしたら自然分娩よりも時間がかかる?痛みを感じる時間が長引く?

経産婦にとって悩ましいのが上の子の心のケアと、身辺のお世話をする人の手配なんですよね。私は2歳児には立ち合いをさせず、夫のみの立ち会いを希望しているので、子供を見ていてくれる人が必要。

 

私の場合は母が手伝いに来てくれることになっていますが、お産が始まらず入院から3日かかったりしたら娘が心配・・・(お見舞いは可)。

 

最後の「自然分娩よりも時間がかかる?痛みを感じる時間が長引く?」については考え直しました。

 

お産が長引いてじわじわと痛みが続く可能性(無痛分娩)vs 経産婦ゆえに短いかもしれないけどすさまじい陣痛(自然分娩)

 

の両方を天秤にかけると、やっぱり回避したいのはあのすさまじい痛みかな・・・と。

 

割と安産だった割には痛みで体に力が入りまくり、全身筋肉痛が続いて辛かったので、耐えられる程度の痛みがじわじわ続く分には無痛分娩の方がいいのかな、と考えるようになりました。

 

いずれにしても、最大の検討理由は「退院後の上の子対策としての体力の温存」なので、どちらの方が体力を保てるかを考えつつ、もうちょっと悩んでみます。

 

最初のお産にソフロロジーを取り入れてみた話はこちら。無痛分娩のつもりが予想外のトラブルで普通分娩に!なんて人もいるので、ソフロロジー的な心の準備はやっておいても損はないと思いました。

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