化学物質過敏症(MCS)・シックハウス症候群ってご存知ですか?

ひどい鼻水に悩まされているうちの夫。耳鼻科に通っても全く良くならない・・・!!
年中体調が悪そうなので、何が原因なのか本人も非常に悩んでいました。大学病院で鼻のレントゲンを撮るという話まで出たほど。
空気清浄機を最近取り入れたのですが、鼻水のあまりのひどさに、さらに空気の成分探知器(空気汚染観測器)を購入して、家の中の化学物質の値を調べ始めました。
今日は、この検査を通じて知ったシックハウスや化学物質過敏症についてご紹介します。
化学化学物質過敏症 (MCS) とは
欧米ではMCS (Multiple Chemical Sensitivity)、日本ではCS (Chemical Sensitivity)とも呼ばれる化学物質過敏症。
さまざまな種類の微量化学物質に反応して苦しむ、化学物質過敏症(Chemical Sensitivity=CS)。
重症になると、仕事や家事が出来ない、学校へ行けない…など、通常の生活さえ営めなくなる、極めて深刻な“環境病”です。
とのこと。
シャボン玉石けんという会社が出した広告は、重い香害に悩む人からは「よく言ってくれた!」と称賛され、賛否両論を浴びました。学校や職場に行けない人もいるんですね・・・。
そして、化学物質過敏症支援センターの記述が驚きでした。
化学物質過敏症は、何かの化学物質に大量に曝露されたり、または、微量だけれども繰り返し曝露された後に、発症するとされています。化学物質への感受性は個人差が大きいため、同じ環境にいても発症する人としない人がいます。
「今日、推計で5万種以上の化学物質が流通し、また、わが国において工業用途として届け出られるものだけでも毎年300物質程度の新たな化学物質が市場に投入されています。化学物質の開発・普及は20世紀に入って急速に進んだものであることから、人類や生態系にとって、それらの化学物質に長期間暴露されるという状況は、歴史上、初めて生じているものです」(2003年版『環境白書』より)。
その一方で、「今日、市場に出回っている化学物質のなかで、量として75%に当たるものについて、基本的な毒性テストの結果すら公開されていない」(米国NGOの環境防衛基金『Toxic Ignorance(毒性の無知)』1997)といった現状があります。

私も「ホントにそんなに人体に影響あるの??」と思ったりしたのですが、考えてみれば光化学スモッグは広く警戒されていますし、農薬や塗料のスプレーをするときにはマスクをするし、排気ガスで喘息が悪化するというのもよく聞くし。
政府が決めている基準値以下でも発症する発症者もいるのだそうです。というか、調べてみると国によって基準値は様々で、厳しい基準を設けている国もあればやや緩めなところも。
シックハウス症候群とは
シックハウス症候群は化学物質過敏症のうちの一つ。
苦しんでいる人も多い模様で、自治体のHPを見ると「無料で家を検査する」という対応をしているところも。厚生労働省もシックハウス対策についてまとめています。

このシックハウス症候群、新築じゃなくても影響があるそうな。
かくいう我が家も新築で購入して、住み始めて早3~4年。
「もう新築じゃないし空気汚染探知機なんて買ってもしょうがないでしょ~」とブーブー言ったのですが、検査してみたら異常値が。
※HCHOはホルムアルデヒドのことで、↑は一時的に基準値の3倍になっている模様。
ディベロッパーは「低ホルムアルデヒド(F☆☆☆☆)の建材を使用している」と謳っていたし、他の要因(家具類)の可能性もあるので現状、原因は謎です。窓を開ければHCHO値も下がるので、たまたまだと思うけど・・・。
ホルムアルデヒドが揮発する目安は「5年」だそうです。が、当然ですが窓の開け閉めの頻度・温度・湿度によっても差が。
そして、リノベーションや床材・壁紙の張替えをやった場合は新築でなくともシックハウス症候群を引き起こす物質が出ることも。

子供にも無関係ではない、化学物質過敏症
考えてもみれば、日本の2歳以下の子供服はパッケージに入っていますよね。※ユニクロとか。
あれも「子供服のホルムアルデヒド汚染を防ぐため」ということで袋に入っています。東京都福祉保健局に詳しいページがありました。

そういえば、夫の国に初めて子連れで帰国したときのこと。
目にするのはショッキングピンクの食器用洗剤や、香料がきっつい洗濯洗剤。病院などの公共期間でも芳香剤がすごい。
「こんなキョーレツな洗剤で子供の服洗って大丈夫かな~」と、子持ちの義兄宅では子供用洗剤をお借りしたこともあったのですが、義父母宅では通常の洗剤しかなく。
シーツやタオルに残った洗浄成分が強すぎたのか香料が悪かったのか、ツルツル肌だったのがひどい肌荒れに見舞われてしまいました。
皮膚が弱い場所(目の周りとか)や、よだれで洗剤成分が付着するのか口周りが痛々しかったです。
帰国して急いでかかった皮膚科で言われたのは「この子はアトピーかもしれないね」との一言。「ステロイドを使いましょう」といきなり言われてちょっとショックでした。

まとめ
気にしすぎても暮らしにくくなるけど、あまりに何も気にしないのもちょっと不安な「化学物質過敏症」。
今まであまり気にしてこなかったけど、子供が舐めるものとかはもうちょっと気を付けようっと・・・。
ところで、私は合成洗剤のヌルヌル感&手荒れが嫌いで、液体石けんをずーーーーっとリピート使用しています。

洗濯用はこちらを使用。洗濯直後だけほんのり香るゼラニウムの精油がいい香り。
そして、合成洗剤使用中にはずっと残っていたタオルの汚れが、こちらに切り替えてからだんだん落ちていったのにはびっくりしました。
そして、洗剤がいらない洗濯マグちゃんも併用しています。これ、環境を汚さない&消臭効果が本当に素晴らしいのでぜひぜひご使用あれ!!縦型の洗濯機のときはマグちゃんだけで洗っていました。
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基本は食洗器ですが、食洗器で洗えないもののキッチンの洗剤はこちら。液体石けんはシャバシャバと水っぽくて使いにくいものが多いのですが、こちらは市販の合成洗剤と同じような粘度があるので使いやすいです。
ボディソープ・ハンドソープ・洗顔にはマジックソープ。子供の頭から体まで、まるごと対応してくれる懐の深さ。
ディスペンサーをつけると使い勝手が激変しますよ~。
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ということで引き続き、換気を良くして過ごし、割と新しい家なのでシックハウス症候群にも注意していきたいと思います。