Twitterの方では告白したのですが・・・
娘の夜泣きがひどかった頃の誕生日は「1日でいいから夜通し寝たい」と夫に言いながら、誕生日でもないと一晩寝られないのかと哀しかった。
今年はこれから出産で夏休みもないし、2人目が生まれたらまた不眠の世界だし、1泊2日のトータル24時間くらい、1人でバカンスしてもいいかな・・・。
— セニョーラ カオリ@眠らぬ母さん (@no_sleeping_mom) July 18, 2019
娘、2歳0か月。夫に託して、一晩限りの一人バケーションに出かけてきました。行先は、同じ都内のグランドハイアット東京@六本木・・・!!
子供が小さいと、預けてまで夜に外泊しよう(※出張除く)という気にならない方が多いかと思いますが思いのほかファボを頂いたので、「どうやって24時間の時間を確保したか」「行く前後の子供の様子」「子供・夫・自分自身への影響」をまとめました!
Contents
母親が24時間の夏休みを取得するまで
父・母・子の状況は?
出発時の状況
- 私、もうすぐ臨月の妊婦。
- 前置胎盤と言われていたのでこれまで遠出できず。※今は解消。
- 8月に出産予定なので夏休みの予定なし。
- 第二子妊娠中に多いと言われる恥骨痛やお腹の張りや梅雨の影響でメンタルやられかけ。
- 仕事や私用で子供を夫に託すことは時々あり。ただし、数時間~最長でも半日で、日中のみ。
一時は「天使のお世話をしているのか」というくらい順調に生活が回っていたのに、ここ最近は夕方のグズリ&それに伴うイヤイヤがひどく、妊娠後期の体の痛みもあってけっこう限界に来ていました。
「今年の夏は出産で夏休みもない・・・」
「産後はまた不眠の世界が始まる・・・」
「この2年間、子供が別室で寝ていた時代を除けばほぼ熟睡出来ていない・・・」
「自分の誕生日から願い続けているけど、せめて1回、一晩ゆっくり熟睡したい・・・」
ずっとずっと、心地の良いホテルのベッドに飛び込んで眠ることを夢見てきたのです。願い始めて1年以上は経過しているでしょうか。

夫は母国への帰国で1~2週間くらい不在になったこともありますが、私が一晩不在だったことはこれまでありません。※厳密にいうと、入院したことはあるけど超低月齢。
平日夜は重い体に鞭打って妊娠後期の私だけでワンオペ頑張ってるし、たった一晩くらい、子供を任せてもいいんじゃない・・・??これから怒涛の新生児育児だし。
夫との交渉 < 自分自身の罪悪感
ということで、思い切って夫に交渉してみることにしました。


・・・とあっさり交渉成立。ってか交渉じゃないし(笑)

私自身は、仕事や出張といったやむを得ない理由でもなく、自分のためだけに子供を置いて一晩家をあけることに抵抗が。
「ここ半年くらい夫だけで寝かしつけしたことないのに、寝られるのかな」
「夕方のグズリがひどいけど夫だけで大丈夫かな」
「もうすぐ出産で入院なのに預けて不安定になったりしないかな」
「急にいなくなってママ、ママと大号泣したり辛い思いをさせないかな」
などなど、あらゆる疑問が浮かびました。・・・が、エイヤ!!と予約ボタンをポチリ。キャンセル出来ない状況に持って行きました。
母親不在の2歳児の様子は?
前日
前日から「ママは明日の夜、いないからね~。パパと二人で楽しく過ごしてね~」と何度か言っておきました。

出発当日(1日目)
午前中は娘とたっぷり遊び、夜に出かけるつもりでした。
が、午後に夫と娘が散歩に出かけるというので、私の夏休みは思いがけず14:30スタート。翌日は予定があって15:00帰宅予定なので、思いがけず24時間をゲット。

ホテルにチェックイン&ベッドと夢の対面を果たし、施設をチェックしたりレイトショーの時間を調べたり・・・しかし、娘と夫のことは気になります。
一応電話してみよう。でも、娘と話すと淋しがるかな??


この時点でかなり拍子抜けでしたが、おかげでレイトショーも楽しめました。
ってか私が毎晩1時間くらい寝かしつけに苦戦しているのは何なの??
帰宅日(2日目)
ホテルは12時チェックアウト。家があまりにカオスなら早く帰ろうと思っていたのですが、順調そうだったので、帰宅予定時間までのんびりしました。(ちょっと早く帰ったけど!!)
しかし、そうはいっても24時間の母親不在。

私が家に到着したら、"トイレに行ってた人が戻ってきた"くらいの軽い感覚で「あ、ママ」と一言。ずっこけそうになりました。
結論:子供は思っている以上に環境に適応する。心配いらない。
子供への影響
もちろん子供自身の性格・月齢・不在にする期間・夫(または祖父母やシッターさんなど)の対応の良しあしは大きなファクターなので、一概には言えません。
が、少なくとも今回のケースに関しては「自分のためだけに一晩家を空けて、子供に淋しい思いをさせないか」というのは完全に私の杞憂でした。
その後べったりされるのかなとも思いましたが至ってご機嫌で、何もかもが拍子抜け・・・。
道中、なんでこんなに罪悪感や抵抗感を感じるのか、自分なりに考えてみたら「母の影響も大きいのかも」と思いました。
頼もしい。
考えてみれば私は自分の母がただの1度も子供を残して夜に家を開けなかった、というのに縛られすぎなのかも。
むしろ親が出かけてくれると、子も将来親になったときに自由になれるのかもしれない。 https://t.co/574WoVoy3a
— セニョーラ カオリ@眠らぬ母さん (@no_sleeping_mom) July 20, 2019
父親・母親だって人間。時には一人になったり、個人の時間を生きたい。
私達夫婦が結婚式を挙げた教会の神父様(アメリカ人・90代)は「子供が生まれても、月に1回くらいは子供を預けて夫婦でデートして下さい」と言っていました。※90歳の神父様のコメントですよ!!
「僕が子供の頃はたまに兄弟と一緒にベビーシッターに預けられ、両親はデートに出かけていました。帰ってきた両親にデートで観た映画の話を聞いたり、子供だけの時間を持ったり、楽しい思い出です。大人には大人の時間があるということを学びました。」とのこと。

夫への影響
また、驚いたことに帰宅当日、夫が「また好きなときに行ってきていいですよ^^」と言い出しました。
私自身は負担をかけて悪いなと思った(来週は私のワンオペだけど!)のに、娘との仲が深まって楽しかった様子。「あんなことがあった」「こんなこともあった」と楽しそうに話してくれました。

夫としては妻がリフレッシュして明るく過ごしてくれた方が嬉しいし、頼られている感があるのかもしれません。
しかも、帰ったら2歳児にアイウエオ&アルファベットを教え始めていて、意識高くて笑いました(笑) ※良いパパだけど普段は子供にNetflix見させて自分はパソコンでゲームやったりしてる。
人間、任せると変わるんだな。
私自身への影響
私自身の変化ですが、こんなことがありました。
自分自身の変化
- とにかく楽しかった&リフレッシュ。
- 思い込みから自由になった。
- 「心の逃げ場」が確保出来た。
まずは一言でいうと「チョー楽しかった」です(笑)

24時間という短い時間ながら、凝縮された夏休みでサイコーでした。
そして、とても大きかったのが「思い込みから自由になった」ということ。
言葉にすると"いやいや、思いこみ過ぎ"って感じがするかもしれませんが「娘は私がいないとだめだ」「夫に24時間も託すなんて無理だ」みたいなことを心のどこかで思っていたのだと思います。
最初からこう思っていたわけじゃなくて、壮絶な後追い期や「パパいや」「ママがいい」という言葉や、夫に託してもオムツ変えてなかったりという2年間の蓄積で、いつのまにか思い込みが強化されていたと思います。
もちろん、おそらく後追いがひどい時期は避けた方が良いし、夫の育児レベルにもよるとは思いますが、2人とも予想外の反応で、私の思い込みはことごとく打ち砕かれました。
また、「心の逃げ場を確保出来た」というのも変化です。
というのも、ここ最近のイヤイヤ期+自分の妊娠+気持ちの落ち込みで「あ、やばいかも・・・」と思うことが時々ありまして。
子供に手をあげてしまうことはありませんが、正直に言うとここ数週間は自分のメンタルがつぶれないか、子供に向かってしまわないか、怖くなる瞬間がありました。
今回の出来事で「「ごめん、ちょっとよろしく」と24時間逃げさせてもらっても誰も死なないんだな」と知ったことで心がラクになりました。
実際にその最終カードを使うかは分かりませんが、カードの存在を知ったことで心に余裕が出来たような気がします。
これから新生児をお迎えすることになるし、2人ワンオペはまた別次元の話だと思うので「また行ってきていいですよ」と言われても次はいつになることやら・・・ではありますが、自分で自分を思い込みで縛ることをやめて、母親自身もハッピーでいることの重要さを感じた24時間でした。
魅惑のホテルステイそのものについては次の記事でたっぷりご紹介します!!
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