つれづれパーソナル

イヤイヤ期に怒鳴ってしまった私と、日本人的「怒鳴り方」

先日、こんなツイートしました。

 

眠らぬ母さん
2年半一緒にいたけど、はじめて怒鳴ってしまった。

 

我ながらかなりショックで、このことについて数日間考えていました。

 

自分なりの結論が出たので、ちょっと珍しくパーソナルな記事として残しておきたいと思います。イヤイヤ期にお悩みの方の参考になれば幸いです。

 

この記事で分かること

  • イヤイヤ期にも種類・フェーズがあるのか?
  • どうして怒りを感じてしまうのか
  • 日本の中での「怒鳴る」という行為
  • 子供に怒鳴らないために出来ること

イヤイヤ期の親のいら立ち

イヤイヤにも種類がある・・・?

一つ告白すると、「イヤイヤ期はみんな苦労すると言うけど、私は割と大丈夫~」って思っていました。今思えば舐めてますね。

 

1歳半くらいからたまに、ぐずったときに「イヤ~~~!(ゴロゴロと床を転がる)」と泣き叫んでたけど、「ああぐずってるしな」と冷静でいられたので、床で転げ回る子供vs怒り狂うママパパ、みたいにはなりませんでした。

 

大騒ぎですが、機嫌が悪いとき限定だったのです。

 

しかし、2歳5か月の今・・・イヤイヤの種類が変わりました。

今のイヤイヤは、「泣き叫んで全力拒否」というものではなく、「全てのアクションに、静かに”ヤダ”と言う」というもの。

 

派手さ・騒がしさでいえば以前は100で、今のイヤイヤは1くらい。

 

ただ、その静かな小さなイヤイヤが100くらい積み重なってくる。一つ一つは小さいことで「保育園行く?」「ダメ」「ご飯食べる?」「ヤダ」「歯を磨こう」「ダメ」・・・。

 

そして、せっかくご飯を用意していたのに「これじゃない」とか、「あっちに行く(コンビニ)」とか。

 

眠らぬ母さん
先日は、夕方の忙しい時間帯&下の子が泣き叫ぶ中でテレビを見たいというので用意していたら「テレビx100」と急かしてきて、これでブチ切れてしまいました。

 

親を試すイヤイヤ期

で、今読んでいる「パパは脳研究者」(池谷裕二)と言う本で「イヤイヤ期には子供は"どこまで許されるか"と大人を試している」といった記載があって合点がいきました。

 

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眠らぬ母さん
脳研究者の目から見た娘の成長を0歳~4歳まで追っていて非常に面白いのでぜひ読んでみて下さい!

 

ちょっと引用します。

イヤイヤ期は子供の人間形成に必要なプロセスだと言われていますが、実は本当に必須なものかは科学的には証明されていません。しかし成長過程から考えれば子供がどこまで求めれば限界にぶつかるのかを経験を通じて学ぶ機会になっているのは事実です。

 

私は「泣き叫んで全力拒否」系は大丈夫なのですが、下の子が泣き叫んでいて焦っているところに「あらゆるアクションで親を試している」という状況が初めてでブチっと切れてしまったようです。

 

怒りの感情が湧いて当たり前

実は以前から、娘が全てのアクションに「ダメ」「ヤダ」と言いながら、ちらりと私の顔を見ていることに気が付いていました。

 

昨日も「片づけて」と言ったのに、わざと箱をポイっと投げ捨てて私の顔を見たり。

 

つまりイヤイヤ期は自分の表現力不足にいらだっているとも言えますし、あるいはもっと積極的に親を試しているとも解釈できます。親の忍耐力を「こんな程度の事で怒るのか」と試している。それとも親の包容力を試して「こんなにイヤイヤ言っても最後には慰めて抱っこしてくれる」という期待もあるのでしょう。

 

要するに、本気でダメとかヤダと言っているわけではなく、どこまでやったら私の忍耐が限界なのかを見ている=親の忍耐が限界になる(=怒る)までやり続ける、ということ。

 

なので、怒りという感情を引き起こされるのは当然、と吹っ切れました。

 

眠らぬ母さん
親の怒りの臨界点を模索しているようなものだとも言えます。もっとシンプルに言えば、「怒るまでやる」なのかもしれません。

 

先ほどの本にも、

子供はどこまでなら自分の要求が通るのかを探っていると思いますし親の忍耐を試しているとも言えます。この時期、親は辛い思いをし、ときに深く悩みますが、本来は子供のそうした心理的成長は喜ぶべきものです。

・・・という記載がありました。

 

「辛い」「腹立つ」と感じることは間違っていないし、怒りを感じてしまうのは自分だけではない、と思うだけでも心が救われました。

 

親の怒りの表現の仕方

「相手は怒るまでやっているのだから、怒るのは当然」とはいえ、その「怒り」については子供を傷つけないように、適切に表現する必要があると思います。

 

当然、手をあげるのはアウトですし、マルトリートメントも避けるべき。

 

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著者は脳研究に取り組む小児精神科医。マルトリートメント(=不適切な養育)が子供の脳を物理的に傷つけ、学習欲の低下や非行やうつなどの病を引き起こすということについて書かれた本です。

 

この本では直接的には「怒鳴るという行為=マルトリートメント」とはされていませんが、怒鳴ることが"適切な養育か"と問われれば大半の人は「違う」と言うでしょう。

 

日本社会と「怒鳴る」という行為

割と身近な「怒鳴る」

一方で自分の子供時代やこれまでの経験を通して経験を振り返って思ったのは、日本では結構「怒鳴る」という行為が日常にあるなということでした。

 

私自身も子供の頃には親や先生に怒鳴られたことが。学生時代も先輩や指導的な立場の人から怒鳴られたことがあります。

 

社会人になってからは自分が怒鳴られることは減ったものの、上司が部下を怒鳴るというのを何度か見たり。前の職場でも同僚(日本人)が別の同僚(中東の人)に対して怒鳴って罵倒→apology letter(謝罪文的なもの)を書かされてました^^:

 

眠らぬ母さん
よく「怒って受話器の電話線を引きちぎった」という武勇伝などを聞かされたものでした・・・。

 

公共の場で高齢の男性がもう少し若い誰かに向かって怒鳴っている姿も見かけることがあります。

 

「怒鳴る」の扱いは国によって違う!?

一方で例えばタイでは怒鳴るという行為は非常に恥ずべきものとされていると聞いたことがあります。少なくともヨーロッパ・中南米でもそうみたいですね。

 

よく寝る夫
僕は子供の頃に怒鳴られたことはないし、怒鳴っている人もあまり見たことがありません。

 

おそらく怒鳴るという行為の扱われ方はカルチャーによって違うのかなという風に思いました。

 

住んだことがあるわけではなく今まで見聞きした範囲内のことではありますが、例えば中国や韓国も見ていると割と怒鳴るシーンが出てくるような気が・・・?割と感情を出すことを是とするカルチャーという気がします。

 

「怒鳴る」の背景にある意図

これまで30年ちょいの怒鳴られ人生(?)の中で結論づけられることは、「本当に感情的になっている」という以上に、大きな声を出すことで「上下関係をはっきりさせたい」「支配したい」という意図があって怒鳴っているような気がします。

 

例えばどんなにキレやすい人でも、新入社員の頃に部長に対して怒鳴るということはかなりイレギュラーなケースかと・・・。

 

部長が部下に対して怒鳴るとか、親が子に向かって怒鳴るというのは、やはり「そこで上下関係を見せつけたい」という意図もあってのパフォーマンス的な部分もあるのかなという気がします。

 

子供に怒鳴らないために

正直に言うと、「手を出す&暴力を振るうというのは完全にアウト。でも、私自身も怒鳴られてきたけど普通に成長したな」なんて思ってしまっている自分。見聞きしてきたものから受けている影響はとても大きそうです。

 

でも、怒鳴るという行為はどう考えても褒められた行為ではないし、子供にもパフォーマンス的に怒鳴る子になって欲しくない・・・。

 

そう考えると、「怒っている」というのは別の形で表現する必要があります(当然ですが)。

 

視覚的に表現する

ではどのように怒りを表現すればいいのか。

 

他の本で目にしたのですが(今の娘のフェーズのようにこちらを試してイヤイヤするのは別として)子供は夢中になって遊んでいるときや楽しい時には全くこちらの話を聞いていないらしい。

 

眠らぬ母さん
まあ皆、身に覚えがありますよね・・・。

 

なので大人がやめなさいと何度も繰り返し言っていても聞こえなくて、最終的に怒鳴ると子供の目線では「親が突然キレた!(びっくり)」という風に見えてしまうらしいです。

 

これに対応するには、怒りのボルテージがどの辺りまで来ているのかというのを手で表現すると良いというのを読んだことがあります。

 

例えば「いい加減に着替えないと、今お母さんはここまで怒っているよ」とお腹辺りを手で示してみる。

 

さらに怒りボルテージが上がって来た場合には肩辺りを手で指して「もうここまで来ているよ」。

 

そして「ここまできたらお母さん本当に怒るよ」といった形で、頭のてっぺんを指す。

 

視覚的に表現するという手法も子供にとってわかりやすい表現方法なのかもしれません。

 

第三者の目を入れる

それと、新生児訪問の際に保健士さんに言われたのは「大変な時にはお金を払ってでも第三者を入れろ」ということ。

 

夫でもシルバー人材センターさんでもファミサポさんでもいいのですが、第三者がいると冷静でいられるという人が多いのでは。

 

こちらの本で紹介されていたのは、「自分で第三者をイメージする」という手法。「大変だね」「頑張っているね」と励ましてくれる第三者をイメージして、子供に当たってしまうのを避ける、とのことでした。

 

ワンオペが辛いのはこういう育児の辛いフェーズを分かち合えないところにもあると思うので、引っ越すなり転職するなり話し合うなりして、孤独な育児から逃れる術を探したいところですね。

 

因みに私は、「今は親を試そうとしているフェーズなんだ」ということを理解したら、娘のプチ反抗期にもハイハイという感じで、割と冷静に対応できるようになりました。

 

1回歯を磨かなくてもお風呂に入らなくても死なないので、まあ好きにしてっていう感じでしばらくお付き合いしようと思っています^^:

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