今日の記事は公開するか迷ったのですが・・・
コロナウィルスによる学級・保育園閉鎖で、子供を抱えての在宅勤務。
育児や子どもとの関係に悩む方も多いかと思い、「ホントに辛いフェーズもあったけど、戻ってきたよ」というお恥ずかしい経験を公開することにしました。
タイトル通り、
- 児童相談所(児相)に電話した日のこと
- それから得た支援のこと
- 2歳差育児について
についての記事です。
Contents
2歳差育児が辛すぎて、泣きながら児童相談所に電話した日
子供は地上で一番かわいい存在。間違いありません。
でも、1歳半のイヤイヤ期+次女の妊娠というのが最初の関門でした。
2歳児と違って、言語コミュニケーションはまだ未熟。
「言ってきかせる」ということが叶わず、道路に飛び出すetc危険に飛び込む活発な1歳半に手を焼く日々。

「子ゴコロ・親ゴコロ相談@東京」との出会い
杖をついて歩くのがやっと、という体ボロボロの臨月なのに「抱っこ!!!」と泣きわめく長女にイライラしてしまう。
毎日ワンオペ・・・体ボロボロ・・・誰かに相談したい・・・。
そう思っていたところで目にしたのが東京都の「子ゴコロ・親ゴコロ相談@東京」という事業。
「友だち登録するとLINEで育児相談出来る」というふれこみで登録したものの、新規サービスだったので相談受付開始は1週間以上先。

そして、2歳1か月差で、次女誕生。
怒涛の2歳児育児がスタート。
新生児期は家族のサポートがありましたが、以降の夫の帰宅は22時くらい。
相談しようかと思って時々LINEを開くのですが、勇気が出ずに踏みとどまる日が数か月続きました。
この期間の心の支えは引っ越し。
上の子は日中保育園に通っているとはいえ、夕方以降のワンオペが無理過ぎて、新生児を抱えて物件探しを始めました。
新生児訪問の際にやってきた保健士さんは、私が疲弊しきっているのを見て「引っ越しはやめた方がいい。負担が大きすぎる。」と。
その通りになるとは、この時は知らなかったのです・・・。
転機
そして、大きな期待と不安を胸に抱きつつ、引っ越しは2020年1月上旬に完了。
この時、長女は2歳6か月で次女は生後5か月。
自治体も変わったので、上の子は保育園を退園しました。
私は仕事をかなりセーブして、新学期までの3ヶ月間はほぼ専業主婦状態に。
慌ただしくも楽しく2&0歳の育児をしていたのですが、
- 自宅の売却
- 新しく始めた仕事
- 引っ越し後の片付け
- 引っ越し後の細々とした諸手続き
- 地球の裏側の夫の国への帰省と諸手続き
- 2人分の保育園探し(10園ほどの見学と申請書類作成)
などなど、引っ越しから1か月程度で一人で負うには大きすぎる負荷が。

引っ越しから約1ヶ月後の1月末に限界を迎えてしまい、子どもたちにテレビを見せながら「LINEで相談」のボタンを押しました。
が、こちらはあくまでLINEのチャットで相談に載ってくれるというもの。
2人の子どもを家で見ながらLINEで相談するのは難しい・・・。
ということで「電話で話すことは出来ないですか?」と聞いたところ
「下記の電話に相談することも出来ます。」と言われて教えて頂いたのが児童相談所の電話番号。
「児童相談所に電話するのは抵抗感があるのですが・・・」と言ったのですが
「イメージから抵抗があるかもしれませんが、育児で困っているお母さんからのお電話をお待ちしているので大丈夫ですよ」との返事。
その他に一時保育やファミサポ等の支援を教えて頂いてLINEチャットを終えました。
ついに児童相談所に電話した
なんとか持ちこたていたけれど、疲労感MAXで自分が死ぬか子供が死にそう。
「もうダメだ・・・匿名の育児相談にも乗っていると言っていたし・・・」と思って児童相談所に電話した日。
最初に電話に出たのは女性で、用件をお伝えしたところ、途中で男性に代わりました。
最初は匿名で良いとのことだったのですが、現状をお伝えしたところ「援助したいので名前と電話番号を教えてほしい。」と。
私も泣きながら電話しており、誰かから何等かの支援を得ないと崩壊してしまいそうだったので、かなり迷いながらも名前と電話番号をお伝えしました。
同日の夕方、別の担当者から電話があり、「児童相談所に電話があった場合は状況に関わらず自宅に行くことになっている。日程を調整したい」とのこと。

私のような者に時間を割いて頂くのも申し訳ないですし、そもそも「児童相談所が家に来る」というシチュエーションにかなり抵抗感がありました。
が、規則ということなので日程を調整しました。
児童相談所が家に来た日
ついに約束した日。
インターホンで「児童相談所です」なんて言われたらエントランスの管理人さんに知られてしまう・・・とぼんやりとした頭のどこかで不安に思っていたのですが、担当者の方がお名前だけ名乗って入ってきました。
男性の担当者と、50~60代くらいの「相談員」という女性の計2名。
子ども達を遊ばせている脇で30分ほどお話ししました。
- 子どもが虐待を受けているわけではない。
- 虐待しないようにと私自身が自傷していた。
ということで「支援が必要なのは子どもの方ではなくて親の方」という判断になり、保健所に引き継がれることに。
保健所が家に来た日
児童相談所に電話してからの動きは本当に早くて、1~2日の間に保健所にバトンタッチ。
保健所から保健士さんが家に来て、必要だと思われるサポートについて教えて下さいました。
公的に受けられる援助
詳しくはお住まいの自治体で確認して頂きたいのですが、公的に受けられるサポートに関して私が聞いたものは下記の4つ。
1.託児付きの母親の会
実は引っ越し前の自治体での新生児訪問の際にも紹介されたのが、「託児付きの母親の会」。
自治体によるかと思いますが、私が聞いた中では
- 軽いもの:ちょっとした息抜き。単発。
- 重めなもの:子どもに手をあげてしまうとか、育児の悩みが深い人むけ。基本的には定期参加。
があるようです。

2.産後ケア・ファミリーサポートなど
私が住んでいる自治体では産前産後のヘルパーさんを1時間1000円程度と格安で受けることが出来るサービスがありました。

また、赤ちゃんが生まれたばかりの状態ではややハードルが高いかもしれませんが、ボランティア会員さんによるファミリーサポートを実施している自治体は多いと思います。
3.精神科医・心理士・カウンセラーとの面談
自治体が開催している子供の定期検診の合間などになりますが、メンタルケアを専門としている方との面談(30分程度)も行われていました。
私は心理士との面談を入れて頂き、上の子は同室の託児で遊ばせつつ、30分ほど話しました。
4.子育て支援センターでの支援
これも自治体によりけりかと思いますが、私の住む自治体では無償での一時預かり事業があります。
通常は通院などの事情に限られるのですが、今回は保健士さんが連絡して下さって2時間半ほど一時預かりを利用することが出来ました。
普段、子供を遊ばせている支援センターなので気まずいと思ったのですが、背に腹は代えられない・・・。
「お恥ずかしい限りです」と言ったら「大丈夫ですよ、今が一番大変な時なんだから、ちょっと休んで下さい」と温かく見送って下さいました。
2歳差育児、生後半年で「底」は抜けた
幸か不幸か、このすぐ後に夫の国への3週間の帰省が控えていました。
移動も含めて負荷が大きいので「賭け」ではありましたが、常に親戚に囲まれている≒誰かの助けがあるという状態のおかげで、ずいぶんと心理的にも体力的にも回復しました。
底にいる間は「こんなことで限界になる自分は弱い」とか思っていたのですが、今にして思えば「あんなヤバい日々を送っていながら"あっちの世界"に行かずにこっちにいられて良かったな・・・」という気持ちです。
2歳差だからといって必ずしも私のような「底」を見るとは限らなくて、ガチャというか運みたいな要素もあると思います。

実際に、児童相談所への電話で育児・しつけ相談が一番多いのは子供が2歳児のときだそうです。
多くの2歳差育児の先輩が語るように、生後6か月ともなると
- 赤ちゃんの体も多少しっかりしてくる
- 上の子も妹・弟がいる生活や扱いに慣れてくる
- 上の子の激しい赤ちゃん返りも緩和される
- なんとな~く一緒に遊んでいる風になる時間も出てくる
ということで、ちょっとラクになりました。
2歳差の方も、そうでない方も、限界を迎える前にどうか、愚痴を吐くなり誰かの助けを求めるなりして、一番大変な時を乗り越えていきましょう!!!
※コロナウィルスのせいで外部に助けを求めにくい時ですが、話を聞いてくれる人・助けてくれる人は必ずいるはずです。
※知人に話しにくければ「育児相談」「子育て相談」などなど検索すると、お住まいの自治体や企業がやっている相談サービスが表示されます。
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