次女を出産後、ずっと心身の不調(特にメンタル)に悩まされて9か月。藤川徳美先生の理論と出会いました。
開始して1か月ほどが経ったので、藤川理論とはどんな理論なのか&どのような効果を感じているのかをご紹介します。

この記事はこんな人におすすめ
- 産後の体力低下に悩んでいる。
- 育児のイライラが止まらない!
- もっとおだやかに暮らしたい。
Contents
藤川理論とは
藤川徳美先生という精神科医が提唱している、藤川メソッド。
分子栄養学・オーソモレキュラーというカテゴリですが、ざっくりと言うと
「人間の不調の理由は糖質過多とタンパク質&鉄分不足が原因」
という一文にまとめられると思います。
タンパク質=筋肉のイメージですが、タンパク質は髪の毛や皮膚だけでなく臓器やホルモンなど体のあらゆるものの元となる物質。
鉄分は神経伝達物質を作るのに欠かせない物質。
ブログではまとめきれないので詳しくは本を読んで頂きたいのですが、とにかくAmazonレビューがすごいです・・・。
※藤川先生自身は物理学者の三石巌先生と米国のオーソモレキュラーを元に勉強されたそうで「藤川理論というのはおこがましい」と仰っていますが、この記事では便宜上この表現を使わせてもらいます。
鉄不足に対する意識が高い米国では流通する小麦類全てに鉄を添加するし、フェリチン50以下だと妊娠を勧められないとか。※私が受けた検査では5~157が標準値とされていました。
「欧米ではフェリチン50以下だと妊娠を勧められない」というのはネットで散見されるもののソースがはっきりしないので微妙なところですが、とにかく鉄分を摂取する機会の少ない日本人女性の鉄不足は深刻なようです。
藤川理論の始め方
どのように始めるかですが、数値で管理したい方は自分がどの程度のタンパク不足&鉄不足なのか知ることから始めても良いと思います。

注意点は、血液検査したい!と思っても藤川理論で必要な値は「一般的な」血液検査では分からないこと。
実際、私も貧血気味で妊娠中&産後に産科や内科で血液検査を受けたのですが、ヘモグロビンしかチェックされませんでした。
藤川先生は色々な項目をチェックされていますが、本を読んでいると繰り返し出てくるのは「フェリチン100以上を目指す」と「BUN20以上を目指す」です。
とりあえずこの2項目だけは押さえたいと思って東京の病院を色々ググった結果、安く受けられるのは下北沢にあるシモキタクリニックでした。(2,000円)
他にも、「分子栄養学」「オーソモレキュラー療法」で検索すると色々な病院が出てきます。
ただ、必要な項目を検査してくれるとは思いますが、私が調べた限りですが血液検査だけで1~2万円くらいと高額でした^^:より詳しく数値をチェックしたい場合は検査を受けてみて下さい。

まずやること
検査はいい!とにかく始める!という方は、基本は「低糖質&高タンパク質&サプリ」です。
始め方はぜひ本を読んでみて頂きたいのですが、プロテイン20gx2回/日を継続して飲めるようになる→鉄サプリ→その他のサプリ、というのがベースとなっています。
藤川理論、産後に試してみた
私の産後の体調遍歴
次女の妊娠後期から、とにかく心身両方が辛かったです・・・。
妊婦検診の時に気分の落ち込みを相談して、妊婦でも飲める漢方(半夏厚朴湯)を頓服として処方してもらい、産後のメンタル不調時には何回か飲みました。
その後も過去記事でご紹介したようにどん底期を体験。
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2歳差育児で地獄をみて児童相談所に電話した日
キツイと噂される2歳差育児。私自身が2歳差の3人兄弟育ちだったせいか、覚悟が足りずに最初の半年はワンオペで大苦戦しました。引っ越しや手続きが重なり、疲労困憊して育児ノイローゼの一歩手前に・・・。そんなときに児童相談所に電話した話と、得られる公的支援のお話です。
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今だから言える&文章にするとコワいですが、イライラや抑うつ状態がひどくて「どうやって娘達と3人で消えようか」とか「生きている価値がない」とか考えるときもありましたし、大きな声では言えませんがイライラが抑えられず小さなことでキレてしまい、感情がコントロール出来ない!と感じたことも。
でもいつも「元々はこんな人間じゃなかったはず」「いつも”穏やかな人”と言われていた私がなんでこんな風に」と疑問に&苦しく思っていました。
ある日、抜けた髪の毛を見たら根本が毛先の1/2くらいの細さになっていてゾッとしました。

こんなことになってしまった理由は恐らく2つあります。
上の子を出産後、「細く長くあげよう」と1年半ほど授乳。そしてすぐに次女を妊娠。
→長女の妊娠~授乳には耐えられたものの、フェリチン値を回復出来ていなかったかも?
2人目の産後にガクッと体調を崩す女性、多いようです。
当時は梅雨&気圧のせいかな、と思っていたのですが、今にして思えばこの頃から鉄不足が続いていたのでは?と思います。
次女妊娠中~今に至るまで、ついつい長女に主菜を譲っていた。
→よく食べる子なので「お肉もっとちょうだい・おさかなもっとちょうだい」と言われて自分の分をあげていました。
次女妊娠&授乳で通常時より多くの栄養が必要なのに、むしろ普段より少なかったかも。

海外の文献ではフェリチン標準値は100以上ですが、患者の15~50歳の女性の80%は30位、40%の人は10以下ですよ。
それでも、貧血に気づいていない人がほとんどで、皆さん鉄不足を意識していないです。つまり鉄タンパク不足ですよね。
特に産後は、赤ちゃんに鉄分を取られるからとても低いです。産後ウツの原因はメンタル的なものではなくて、栄養的なものなんですよ。
第一子よりも第二子、第三子の方が酷いです。貯蔵されているものが減ってきますから。
引用:https://www.megv.co.jp/megv/interview39_fujikawa.php
藤川理論を始めてみた
そういうわけで恐る恐る始めてみたのですが、まずはプロテインが届くまでは玉子を食べる量を増やして様子見。そしてプロテイン開始。
藤川先生の本にも「タンパク質が足りない人は最初は胃もたれ・便秘・下痢も」と書いてあった通り、プロテインを開始して最初の2週間くらいは下痢続きでした。
お腹をこわす場合は量を減らす&回数を増やして体を慣れさせるように書かれています!
が、慣れてくるとお腹の調子も通常に戻り、サプリを開始。(鉄・ビタミンC・ビタミンB)
日常の一部になっていためまいや倦怠感も、気がついたらなくなっていました。
サプリに関してですが、私はメーカーの推奨摂取量以上を摂るのは怖かったのでまずはメーカーの推奨に従っていました。

どのプロテインがおすすめ?
これまでの人生で縁遠いものだったプロテイン。藤川先生の本にはお勧めも載っていますが、私は「プロテインといえば!」ということでとりあえずザバスで始めました。
さすが明治、チョコレートの会社なので味も美味しいし、なんといっても気軽に買えます。
シェーカーは必須なのでシェーカー付きもおすすめ。

で、ザバスを飲みつつ次のプロテインはどうしようかと試したのがビーレジェンド。
私はどこに向かっているのか・・・
「伝説になれ」というネーミングがすごい(笑)し、専用サイト or Amazonでしか買えないので「ないな」と思っていたのですが、藤川先生のおすすめプロテインの一つで、とにかく値段が安い&高品質!
※Amazonだと計量カップが付属しません。2回目以降はAmazon、でも良いかも。
ココがおすすめ
- 安い!
- 溶けやすい
- ダマにならない
- 水で飲んで美味しい(ザバスは牛乳>水)
- 海外から運んでもらう必要がない
- タンパク質の量が多い(ザバスは15gだけどこちらは20g)
ということで、私は今後、基本的にはビーレジェンドを続けていこうと思っています。あと、味がものすごく多いのが特徴です。お試しセットで色々試してみるのも良さそう。
お菓子作りにも使える&甘党に人気&パッケージがかわいいペコちゃん。
他に「波動拳フレーバー」とか謎の味も沢山あります・・・。
どのサプリを買うのか?
鉄に関しては藤川先生は安価で効果の高い「キレート鉄」をお勧めしているのですが、日本では取り扱いがない模様・・・。
iHerbで購入出来ます。
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iHerbで初めてお買い物するときに使えるプロモーションコード:BDH5051
↑このコードで5%引きで購入出来ます。
2020年8月追記:iHerbを使っている方に朗報!!楽天リーベイツを通して注文するだけで楽天ポイントが3%貯まります。iHerbでのお買い物って高額になりがちなので早く知りたかった・・・。
楽天のアカウント持っている方は特に登録など必要なしですぐに使えます。
「誰でもできる」を標榜していらっしゃるだけあって、他にも鉄サプリを数多く紹介されているので、こちらの本も読んでみて下さいね。
まとめ
マタニティブルー&産後鬱に片足を突っ込み、育児ノイローゼまで秒読みだった最悪期。
ワンオペ2歳差育児のせいだと思っていましたが、どうやら鉄分不足が引き金となっていた模様。
「低糖質&高たんぱく質&鉄分」を実現するべく「プロテイン+サプリ」で補うべし
今は活力が湧いてくる感じというか、以前のひどい疲労感とイライラから解放されて、陳腐な表現ながら”一日子供と笑顔で過ごせる”というやつが実現しています。

あと、これはまだ信じ難いのですが、抱っこしていないと泣いているのがデフォルト状態だった次女がものすごく安定しています。
3人兄弟をほぼワンオペで育てた母にまで「2人分手がかかる」と表現された次女ですが、もしかして鉄不足だったのだろうか・・・と頭をよぎりました。

↓こんなこともおっしゃっています。
鉄不足で産まれたお子さんはADHD(発達障害)になりやすいです。女の子よりも男の子の方が鉄不足に弱いので50以下ですとADHDになる可能性が高いですね。
引用:https://www.megv.co.jp/megv/interview39_fujikawa.php
次女に関しては、母乳から鉄分が移行しているのか、離乳食も以前よりタンパク質多めにするようになったからか、ただのタイミングの問題なのかは謎です。
若干宗教めいているというか、狂信的なまでに藤川理論を賞賛する人もいるものの、これまでの食生活や体質などは人それぞれ。それでも気になった方は試してみて下さいね。