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子どもがかかりやすい“水疱瘡”の感染期間や対処法について

子どもがかかりやすい病気はたくさんありますが、中でも「子どものうちに済ませておいたほうが良い」と言われる病気の1つに“水疱瘡(みずぼうそう)”が挙げられます。
とはいえ、「自分が水疱瘡にかかったのも子どもの頃の話で、一体どんな症状でどのように感染したのかも覚えていない」というママも多いはず。

子どもが水疱瘡にかかっても慌てないようにするためにも、前もって知識を持っておきましょう。
今回は、水疱瘡の感染経路や症状、重症化を避けるための方法などをご紹介します。

水疱瘡はどんな風に感染するの?

水痘(すいとう)とも呼ばれる水疱瘡は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こる感染症です。
水疱瘡は感染力が強いため、幼稚園や保育園の集団生活を送っていると感染しやすくなります。
接触感染や飛沫感染だけでなく、空気感染も起こるのが特徴です。

そして、発症した場合には、すべての水ぶくれがかさぶたになるまで登園・登校禁止になります。
潜伏期間は14~21日間と長期間になるので、家で療養しているうちに他の兄弟にも感染してしまうというケースも少なくありません。

園や学校の友だちに水疱瘡の発症者が出たという場合には、我が子の体調を注視しておくことが大切です。

 

水疱瘡の症状とは?

水疱瘡にかかると初期症状として軽い発熱があり、お腹など皮膚の柔らかいところに発疹が出てきます。
それからしばらく経つと、顔や手足、背中、陰部の周辺などにも発疹が広がっていきます。

発疹は数日で収まりますが、子どもは発疹をかゆがって我慢ができず、自分で掻きむしってしまうことも多いもの。
体中が傷だらけになってしまうのを避けるためにも、掻くことを注意しながらしっかりと見守っておくことが大切です。

 

水疱瘡の症状をおさえる方法とは?

水疱瘡の症状が出た場合には、すぐにお医者さんにかかるようにしましょう。
発疹の炎症をおさえる塗り薬や、かゆみを和らげてくれる飲み薬などを処方してもらえます。

水ぶくれは潰れると化膿してしまい跡が残ることも多いので、できるだけ潰さずに治すのが得策といえます。
こまめに薬を塗ることに加え、子どもの爪を短く切って手を清潔にし、雑菌の繁殖を防ぎましょう。

また、水疱瘡は体の皮膚だけでなく、口の中に発疹ができることもあります。
食事をいやがるという場合には、スープやおかゆなどを食べさせてあげるのがおすすめです。

 

予防接種を受けておくことが大切!

2014年に水疱瘡のワクチンが任意から定期接種となりました。予防接種を受ければ抗体を作ることができ、これによって子どもが水疱瘡にかかりにくくなり、かかった場合でも症状を軽くすることができると言われています。

ワクチンの効果や持続期間は、個人によって異なり一概に言い切れない部分もありますが、ワクチンを受けておくことは重要です。
また、水疱瘡は一度かかると二度とかかることはないと言われていますが、これも個人差があり、二度かかってしまう人もいます。
大人になってから水疱瘡になると重症化する可能性が高いため、ワクチンを打ったり抗体検査を受けることをおすすめします。

水疱瘡は多くの子どもが感染する病気ではありますが、強い感染力を持ち、重症化するケースもあるため、甘く見るのは禁物です。

少しでも子どもの体調に異常を感じたら、すぐに病院に連れていき診察を受けるようにしましょう。

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