赤ちゃんの成長に合わせて、使い分けや卒業が必要なベビー用品たち。
歯が生えてくる、体温調節ができる、言葉を理解できるなど、赤ちゃんは毎日少しずつ成長していき、成長のサインに合わせて卒業するベビー用品もたくさんあります。
しかし、睡眠時に使うベビーベッドは卒業タイミングの見極めが難しく、ズルズルと出しっぱなしのまま……なんてご家庭も多いはず。
今回は、そんなベビーベッド卒業のタイミングについてご紹介いたします。
そもそもベビーベッドはなぜ使った方がいいの?
ベビーベッドを利用する主なメリットは以下のような項目です。
・柵があるので寝返りをうっても落ちる心配がない
・一人遊びをさせていても安心
・位置が高いので、ホコリなどの空気汚れから赤ちゃんを遠ざけられる
・高さがあるのでおむつ替えがしやすい
・ベッドの下スペースに赤ちゃん用品を入れ、収納をコンパクトにできる
身の危険の判断が付かず繊細な赤ちゃんは、いつ怪我やトラブルに巻き込まれるか分かりません。
そのリスクを少しでも減らすために、ベビーベッドは重要なアイテムなのです。
しかし、これらのメリットは赤ちゃんが一人で動き回ることが出来ない頃に発揮されるもの。
成長するにつれて好奇心旺盛になり体も成長していくので、かえってベビーベッドが危険な存在になってしまう日が来ることも覚えておきましょう。
では、実際にどのようなタイミングでベビーベッドを卒業したらいいのか、ご紹介していきます。
要チェック! ベビーベッドを卒業するタイミング
・まずは使用期限を確認
ベビーベッドには使用期限があり、まずはその期間を守りましょう。
基本的には2歳になる生後24か月目まで使用できるものがほとんどですが、念のため購入時に確認しておきましょう。
24か月経っても特に劣化が感じられない場合でも、事故防止のために使用は控えた方が良いと言えます。
・ベッドに狭さを感じたとき
赤ちゃんの成長スピードには個人差があり、1歳でも2歳ほどの大きさがある子や、逆に2歳でも小さくて華奢な子など体格もさまざまです。
ベッドに寝かせた時に窮屈そうにしているときや、明らかに身長とベッドの大きさが合っていない時は卒業のタイミングと覚えておきましょう。
・つかまり立ちが1つの目安に
家具やものに掴まって立ち上がれるようになったら、ベビーベッドの使用は危険と言われていますc。柵に掴まって立ち上がるだけでなく、そのまま柵を乗り越えようとして怪我をしてしまう恐れがあるからです。
掴まり立ちを始めたら、柵に興味を持つ前に使用を控えて、怪我を防止しましょう。
・ベッドがミシミシと鳴る
ベビーベッドの劣化が進んだり赤ちゃんの体重が増えると、床板の部分や足組などがミシミシと鳴ることがあります。
その状態でベッドを使い続けると床が抜けるなど、ベッドが壊れる原因になるので使用は控えましょう。
ベッドの使用状況によって劣化スピードは異なるので、使用期限を過ぎていなくても使えない状態になることもあると覚えておいてくださいね。
赤ちゃんの身の安全を守るためにも、ベビーベッドの状態や赤ちゃんの成長状況はしっかりとチェックしておく必要があります。
卒業タイミングを見逃さず、ベビーベッドを卒業した後の寝かせ方なども今のうちから考えておきましょう!